NPOとNGOの違いってわかりますか?
弊社在籍スタッフでファンドレイザーとして日々現場で活躍している人でも、「なんとなく違うのはわかるけど説明するとなるとうまく表現できない」と言っております。
今学生さんで、将来NPOやNGOといった国際支援団体に所属してみたい!と思っている方はこちらを読んで少しでも理解が深まると嬉しいです。
●NPOとは
NPOは、Nonprofit Organizationの略称になります。日本語の訳だと「非営利組織」です。
非営利(=営利を目的としない)と聞くと、「お金をもらわない」「給料をもらわない」「ボランティア」というイメージがあるかもしれませんが少し違います。病院や学校も非営利団体です。この「非営利」とは儲けとなった収益を所属メンバー(構成員)に分配しないという意味になります。ちなみに株式会社は収益を所属メンバー(株主)に分配します。
非営利団体は活動資金を増やすために収益を上げる事業を行い、それを新たな活動資金へ回しております。このことはまったく問題ないですし、事実多くの非営利団体がその活動資金を活かして様々な取り組みを行なっております。
1998年に特定非営利活動促進法、通称NPO法ができたことで日本国内においてNPOという名前が広く浸透していきました。NPO法によって許可を受けた団体が、NPOとして活動をしております。
・NGOとは
NGOは、Non-governmental Organizationの略称になります。日本の訳だと「非政府組織」です。
非政府組織とあるように、政府ではない組織をNGOと呼びます。では、駅前にあるカフェや本屋、大手の自動車メーカーはすべて非政府組織かというとそれは違います。政府ではない組織で、かつ非営利であることが前提となります。これは1945年に調印された国際連合憲章にNGOの定義や役割が明記されています。
・NPOとNGOの違いとは?
「あれ?NPOとNGOもどちらも非営利で非政府の団体だし、何が違うの?」と思われた方、
正解です!!!
この二つに明確な違いはないのです。NPOはNGOでもあるし、NGOはNPOでもあります。その団体が非営利であることを前面に打ち出していればNPOを名乗り、非政府であることを前面に打ち出していればNGOを名乗っております。
ここからは私見になりますが、日本国内の問題において活動している団体はNPOを。国を超えて国際社会の問題において活動している団体はNGOと呼んでいる印象があります。
・まとめ
結局明確な違いはありませんでしたが、NPOもNGOも国内や国際社会の問題を提起し、活動している団体です。こういう一つ一つの細かな違いや認識を理解すること自体がとても大切で、そこから自分で何ができるのかを考えてもらえると嬉しく思います。
弊社Do How’S株式会社は国際支援団体の支援者を募る活動を行なっております。一人でも多くの支援者を増やすために多くのスタッフ(=ファンドレイザー)が弊社に所属し、日々邁進しております。
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